少し前から金の価値が上がり、どの買い取り業者も金の買い取りについて最高値を更新している旨のお知らせが数々ありました。
それでは、2025年上半期の金の相場はどのように推移しているのでしょうか?
また、プラチナの相場は現在どうなっているのかを解説していきます。
2025年上半期の金の価格動向
2025年1月以降、金の価格は勢いよく上昇しました。
3月に初めて3,000 USD/ozを突破し、4月には約3,500 USD/ozと過去最高値を更新しています。
ETFという金価格に連動する上場投資信託では、資金流入が前年同期比170%も増え、中央銀行の買いが244トンに達した結果、金の需要が急増したことで価格上昇に強い追い風が吹きます。
4~6月は、地政学リスクの和らぎやドル反発が影響したことで、3,350–3,300 USD/oz周辺で価格も落ち着いた動きを見せています。
※ETFとは、現物の金を持たなくても金投資ができる仕組みのことです。
近年はこのETFを通じた金投資が世界中で増えており、相場に与える影響も非常に大きくなっています。
金相場今後の見通しは?(下半期以降の動向予測)
HSBC(世界有数の国際金融機関)によると、4月高値後は5%程度調整し、価格がそろそろ限界に近付いているとの見方もあり、これ以上大きな上昇は見込めない可能性もあるようです。
しかし、SSGA(世界最大級の資産運用会社)の2025年中期レポートでは構造的な金の価格は高い水準維持を支持しており、底値が引き上がり$3,100–3,500が基本路線と評価しています。
2025年上半期のプラチナ動向と下半期の予測
プラチナは6月には$1,432 USD/ozと11年ぶり高値を記録していますが、生産減と投資家買いが重なり、最大級の四半期赤字を記録しました。
2025年通年でもWPIC(世界プラチナ投資協議会)はおよそ966k ozの赤字を予測しています。
中国需要の一時的なピークや高水準在庫から、下半期に価格調整の可能性が指摘されており一般的には、今年の価格は$900–1,100での推移が予測されているようです。
2025年7月現在の金の価格はいくら?

それでは、2025年7月現在の金の価格はいくらなのでしょうか?
1グラムあたり約 ¥15,390〜15,500
7月4日時点で ¥15,499/g
7月6日は ¥15,503/g を記録しています。
1トロイオンス(≈31.1035g)あたり約 ¥482,000前後
7月2日〜4日は ¥482,073〜482,212/t ozでした。
2025年7月現在のプラチナの価格はいくら?

2025年7月現在のプラチナの価格はいくらなのでしょうか?
1gあたり約 6,470円〜6,750円
7月1日〜7月4日で6,475円程度に推移しています。
1トロイオンス(約31.1g)=約201,000円
7月4日は201,417円/ozでした。
市場価格はあくまで目安であり、実際の店頭買い取り価格とは若干の差が出ます。
もし買い取りに出す際は、いくつかの店舗で見積もり査定してもらって比べてみることをお勧めします。
まとめ
金やプラチナの価格が高い今こそ、売れそうなものがあれば高値が付きやすくなっています。
SHIENでは専門の査定士が丁寧に査定させていただきますので安心してお持ち込みいただければと思います。


