昔からずっと置いてある古い骨董品。
見た目はすごく高そうだけど実は売りに出してみたらすごく安かったり、贋作で安いなんてことがあるのではないかと少し勘ぐってしまうことありませんか?
今回はそんな骨董品の買い取りについてご紹介していきます。
骨董品と呼ばれる物

骨董品は以下の物の総称のことで、細かく見ていくと色々なものがあることをご存じでしょうか?
- 茶道具(茶碗、茶釜など)
- 書画(掛け軸、巻物)
- 日本刀や刀装具
- 古陶磁器(伊万里焼、九谷焼など)
- 仏像・仏具
- 漆器、木工品
- 外国のアンティーク品(時計、家具など)
骨董品とは一般的に100年以上前に作られた美術品や工芸品、日用品などが含まれますが、物によっては100年未満でも「骨董品」として扱われる場合があります。
骨董品の真贋を見分けるポイントとは
骨董品の世界は奥が深く「本物」と「偽物」を見分けるのはプロでも難しいと言われています。
それでも、ある程度知識のない人でも見分けられるポイントやコツがあります。
素材と作りの丁寧さ
- 本物の骨董品は素材が良質で、手仕事の痕跡が残っていることが多いです。
- 彫刻や掛け軸などは手彫りの微妙なズレや筆のかすれ、自然な経年劣化が見られるかに注目しましょう。
自然な劣化
- 長年使われた骨董品には自然な傷みや色褪せがあることがほとんどです。
偽物はわざと付けた人工的な傷や汚れがあることもあります。
裏や底のチェック
- 作家名の刻印やサイン、焼き物の場合は窯印を見てみましょう。
偽物の場合はこの刻印が雑だったり、後から付け区割れられていることもあります。
共箱・鑑定書の有無
- 元の箱や証明書があると価値も信頼度もアップします。
ただし、中には共箱や鑑定書自体が偽物のケースもあるので注意しましょう。
時代背景と整合性
- 骨董品の作られた時代や柄などが時代に合っているかも重要。
例えば、明治時代の物なのに現代的な模様が施されている場合は違和感があるかもしれません。
真贋を見抜く実際のテクニックとは

陶磁器の場合
- 釉薬のひび割れ具合や土の質感をチェックしていきます。
高台(底の輪っか部分)が削られている場合、偽造の可能性が高いとみなされます。
書画・掛け軸
- 筆の運びや紙の劣化、印の位置・形をチェックします。
贋作は機械で印刷されたように均一だったり、サインが浮いている感じがあります。
日本刀
- 刃文(はもん)が自然か、彫りが手作業の美しいかをチェックしていきます。
また、日本刀は登録証があるかどうかが大きな判断材料となります。
骨董品を高く買い取ってもらうポイントは?
骨董品を高く買い取ってもらうためには7つのポイントを押さえておくとよいでしょう。
1.汚れを落としすぎない(軽い掃除はOK)
古さや風合いは「味」でもあるので、ゴシゴシ磨くのはやめましょう。
あくまでも、ホコリや軽い汚れを落とす程度のケアにとどめてください。
また、ヒビや欠け、劣化が少ないことも高値で買い取ってもらえるポイントになります。
2.付属品を揃える
共箱、布、栞(しおり)、鑑定書など購入時にあったものを一式揃えておくことも重要です。
特に「作家物」の場合、共箱は本体と同じくらい重要視されることもあります。
3.作者や時代、由来を調べておく
自分である程度の情報を調べておくと、買い取り側も査定しやすいです。
わからない場合は、書いてある文字(銘など)を控えるだけでも良いでしょう。
特に~家から伝わった、誰かから譲り受けたなどの来歴がはっきりしているものは高値で買い取ってもらえる可能性があります。
4.複数の業者に査定してもらう(相見積もり)
骨董品の場合、査定額は業者によって数倍違うこともあります。
無料査定をフル活用して、比較してから売却するのが一番良いでしょう。
5.専門性の高い業者を選ぶ
骨董品全般を扱っている業者のほか、ジャンル特化型の業者(刀剣専門、茶道具専門など)に相談した方がプロがしっかりとみてくれるため、適正以上の価格がつく可能性もあります。
6.タイミングも意外と重要
年末年始やお盆前後など、在庫補充をしたい時期は査定額が上がることもaありますが、逆にTVやネットで話題になった作家の作品は、一時的に高騰することもあるのでチェックしてみましょう。
7.ネットオークション・フリマを検討
真贋トラブルや発送・到着時のトラブルのリスクがあるためおすすめはあまりできませんが、時間と手間をかけられるなら、ヤフオクやメルカリに出すと業者より高く売れる場合もあります。
まとめ
プロでも真贋を見分けるのが難しい骨董品。
自分のおうちに眠っている、又は飾っているけど不要になってしまった骨董品はございませんか?
もしご不要な場合は是非SHIENにお持ち込み、又は出張買取も行っていますのでご活用いただけましたら幸いです。